日本代表,おめでとう!

最後までTVを観てしまいましたが,本当に素晴らしい試合でした。準決勝の韓国戦は途中で寝てしまい,翌朝,PK戦で川島のファインセーブで勝てたことを知ってリアルタイムで見られなかったことを悔みましたが,今回は,土曜深夜ということもあって頑張って応援しました。

全体の流れからすると,オーストラリアが押し気味だったように思います。特にゴール前の高いパスやロングボールには,DFがうまく抑えてはいたものの,そのうちにゴールを決められそうな嫌な気配を感じていました。

まったく杞憂だったわけですが,選手の方は,試合の流れから押され気味とは感じていても,負けるとは思ってもいなかったようです。確かに,時折映る選手の表情は,以前の日本選手とは違い,不利になってもニヤニヤしたり下を向いたりしていることがありませんでした。ただひたすら,ゴールを目指して試合をしているようでした。

ヨーロッパのクラブチームで活躍している選手が多くなったせいでしょうが,柔道のようなお家芸ではない競技においても,国際試合で十分な実力を発揮できるようになったのは頼もしい限りです。

決勝ゴールを決めた李忠成選手が,試合後に,絶対に自分がヒーローになってやると心に決めていたと言っていました。団体競技では個人プレイが過ぎるとチームとしてのまとまりがなくなってしまいますが,選手にチームのために働きたいと思わせ,個人プレイとチームワークのバランスをうまく取るのが,よい指揮官の条件だと思います。その点,ザッケローニ監督は,前の岡田監督と同様,よい指揮官です。チームだけではなく,この監督のために働きたいと思わせるような仁徳,オーラがあるのかもしれません。

サッカー観戦の後,布団に入ったのは午前3時でした。翌日はゴルフの予定でしたが,雪でクローズドになったと7時半に連絡が入り,おかげで二度寝ができました。

平井クリニック